長崎の「古賀」と言えば、植木の産地として特色のある処だと言うことはご存知の方も多いことでしょう。 400年という植木生産の歴史は、植木に対する技術の集積のみならず植木(樹木)への愛情や愛着心をも培ってきました。 それは目には見ることはできませんがその伝統を支えてきた真髄なのです。
そういう植木の里「古賀」に生まれ育った私たちが、自分達の街(都市)を眺めてみたとき、がっかりさせられるところが少なからずあります。 公害問題に端を発する環境問題への配慮認識は、1970年代頃から高まり、緑化による住環境の改善は目をみはるものがありました。しかしながらそこにはただ単に[緑]を植えるという発想しかないように私たちには見えるのです。
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